おそらくはそれさえも平凡な日々

2017年振り返りと2018年の所信表明

2018年になって暫く経った。はてなは半期末が1月なので、年明けに半期末がやってくる感じになっててマネージャーにとっては慌ただしい。その後体制変更などがありあっという間に4月になった。

2017年は2016年にも増して慌ただしい1年だった。3月に育休が取れたのは良かったけど、それ以外な必死になってしまって余裕のない一年だったように思う。

対外的な発表とかOSS的な活動とかが少なかったのは反省点。

書籍「Mackerel実践入門」が出せたのは良かった。はてなに入ったときに意識していたことは「技術を作る側に回る」ということだったので、それがある程度体現できたのは良かった。「ある程度」って言ったのは、まだまだやりたいことがあるということ。今年は単著が書けると良いんだけど、ちょっと無理かもしれない。

Mackerelが新たな時系列データベースを開発できてプラットフォーム移行できたのもめでたかった。これで次の成長の可能性が大きく増したことになる。

その他、良かった点としては、YAPCとかMackerel関係で、地方に行って色々なエンジニアと交流できたこと。福岡では、YAPCでもMackerel関連のイベントでも、 @pyama さんにはお世話になりました。ありがとうございました。

あとは、採用が結構順調なことも良い点。エンジニアもいい人が採用できている。エンジニアの他にもハイクラスのマネージャー層の人が何人か入ってきているのも良くて、違う畑の人に学ばせてもらう部分も多く、そういう優秀な人と働けることにワクワクしている。

この4月で、はてなに入って3年7ヶ月が経った。自分のキャリアの中で一番長く務めた会社ということになる。最近何のために、はてなに入ったのか今、改めて考え直している。そうすると、やはり、Mackerelを成功させることと、はてなという会社を技術ブランディングの点で盛りたてることにあると思う。

Mackerelという技術は面白い、監視やインフラ管理は面白い。これは多くのエンジニアが思っている以上に面白いものだ。これは僕自身もMackerelに関わってわかったことで、もっと周りに伝えていきたいと思っている。

技術ブランディング的には、僕自身は、技術力がそれほど高くない割には、インターネット上ではプレゼンスがあることに常々課題意識があって、プレゼンスに溺れないように、もっとストイックに技術を追求したい気持ちがもともとある。ただ、その意識が強くなって勢いが弱くなってしまっていたことが反省点。

そこは開き直って、僕自身が、はてなの技術ブランディングの上で必要な人間という自覚を持って、プレゼンスに偏ってるのは自分の特性としてなりふり構わず活かしていこうと思っている。それを通して、社内の隠れた技術力が高いエンジニアを社外にアピールしていく役割も果たしたい。

去年良かった本

ピクサー流 創造するちから
反応しない練習
Real World HTTP
ふつうのLinuxプログラミング 第2版
詳解システム・パフォーマンス

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2018-04-10T00:57:28+0900

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