おそらくはそれさえも平凡な日々

ISUCON4ダメでした

まずは、ISUCON4の主催・協賛・運営の皆様、素晴らしいイベントをありがとうございました。

ISUCON4ダメでした。こんな悔しく終わると思ってなかった。一応予選通過してそれなりに手応えがあったので、本戦もそれなりに健闘して戦えるのではないかと思ってたけど、その辺完全に甘くて、本戦に出られたちょっとした喜びも吹き飛びました。競技に溺れて本来のサービス運用者視点が抜け落ちていた事に反省しきりです。

何をやったかは、motemenのエントリに書いてありますが、最初にRedisを1台に固めてログの書き込みをRedisのリストにしたのがそれなりに効いたくらいですかね。多分最初に8000点超えをして暫定トップを取ったと思います。ここがクライマックスでここから全く改善しなかった。

Redisはレプリケーション構成にしようかとか@y_uukiに言われたし、他のチームのレポートを見てもそうしていたところがあったけど、スコアが上がってきたときにレプリケーション遅延とかでデータ不整合起きてfailするのも嫌だったのでそこは徒に構成を複雑にするよりかは1台でいいんじゃないかっていう話をして、それは正しかったと思ってる。どうせ動画データを載せてるのもギャグなので、切り離すだろうし、という。

しかし肝心の動画ファイルはNginxをいじっても全然スコア上がらないし結局何が効果あるのか全然わからないままだったので、最後までRedisに動画データを載せている状態だった。しかも最終構成はNginxすら止めてしまって、Plackで80番ポートをListenするというもっとギャグみたいなことをしていてまさしく事実は小説より奇なのである。帯域ネックになっていることは明らかだったんだけど、完全に打つ手がなくなってしまって、闇雲にアプリケーションをいじるのみに堕してしまっていた。去年が帯域の問題だったから、今年は同じはずないから、それは引っ掛けだっていうことをちゃんと考えれば良かった。

ISUCON5もそうそうにやることが決まったようでめでたい。来年も出場する。

予選の問題の難易度とかに対して少し言われてたけど、あれ運営の負担が半端無いのでああいう問題で別にいいと思ってる。例えば、大学入試センター試験とか誰でも9割取れて、得意科目なら確実に満点取れるレベルまで持っていけるヌルゲーであるにも関わらず、ある程度実力に相関した結果になる。それと同じようなもので、ISUCON予選もそういう足切りでいいと思ってる。でもそれで全部決めるのはナンセンスだから2次試験しっかりやりましょうねっていう。

とか思ってたんだけど、ISUCON4終わった後の懇親会でモリスさんが

もはやISUCONは予選で終わる人が大半だから、多くの人にとって予選がISUCONなのだ。だからそういう人たちのためにも「これがISUCONだ」という問題を予選で提供したい。ネタはある

ということを言っていて、いたく感銘を受けました。大変だと思いますが、来年の出題に期待していますし、それを何とか食い破りたいと思う。

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2019-06-01T18:57:39+0900

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