最後の指導


最後の指導

 午前中、家庭教師先の子の最後の指導だった。明日からは受験だ。

 彼には3年以上家庭教師してきた。成績が伸び悩んだ時期もあったが、最終的には見事に志望校合格ラインに乗せてきた。

 特に最後半年の頑張りは物凄いものがあった。また、最後の1月だけでも算数が更に出来るようになったのは驚いた。

 ただ、少し素直すぎるきらいがあって、そこは大丈夫かなとも思った部分もあった。そのぶん家庭教師先の生徒としては非常にやり易かったのは確かなのだが。

 しかも、指導中に小泉はダメだ、石原はいらない、とかかなり偏った意見を言ってしまうことがあったぞ。いいのかね。ま、あんま俺の悪影響を受けないで真っ直ぐ育って欲しいもんだね。すげー無責任。

努力は報われるし報われない

 「努力は報われる」という言葉は誤解を招き易い言葉なので、あまり好きではない。

 そもそもこの言葉をはく人間は「努力をして報われた人間」なわけだしな。そう考えるとこの言葉には全然説得力が無いな。

 そもそも、対偶が真であることを考えると、努力すれば報われるのならば、報われない人は努力していないことになってしまいます。これは明らかにおかしいだろ。

 「努力」と「報い」が等価交換出来るって考えは、この物質文明においては一見説得力を持つ。だが間違っているな。自明だ。

 「肉体提供」と「愛情」とが等価交換出来ないこと位自明だ。そんなことは誰だって分かっている。それでも「Sexしたら愛してくれる」という幻想に縋りたがっている悲しい人間は多いのだけどな。

 話がそれたが、つまり、「努力したら報われる」なんて安易に言うもんじゃないな。それだと努力して報われない人間は辛くなるだけだ。

 そもそも、他人が報いてくれると思うのが間違いなのだな。そう考えるならば、報われないと思ったほうが気が楽だ。好きで努力をすれば良い。もちろん、報いてくれる人が居るのならそれは良いことだが。

 報いを求めるのであれば、自分で報いるしかない。自分に如何に報いるかが大事かもしれない。

 同じ事でも「自分が報われた」と思えば、報われたことになるし、「報われてない」と思えば報わたことにならない。そういうことだ。

 努力をした結果試験には落ちてしまうかもしれない。それでも、たとえ結果が出なくても、それまで努力したこと自体は決して無駄にはならない。

 その辺いかに自分で折り合いを付けるか。そうすれば確かに努力は報われることになるのだけどな。

 それに周りがいかに報いてくれていても、自分がそれを受け取る事が出来なければ、報われたことにはならないのだしな。結局自分次第なのだ。

無理のある主張はやめましょう

 携帯電話のバックライトやら、信号機やらで今や生活に欠かせないものになってきているLED。

 LED使用の新型信号機は最近よく見かけるな。あれは従来の型に比べて相当電力を抑えられるらしく、国土交通省は全面的にあれに移行しようとしているらしいぞ。パテントを持つ日亜化学は大儲けである。

 ちなみに俺の自転車のライトもLEDである。ハロゲンライトじゃ単3電池4本で3時間位しかもたないのに、LEDのだと単3電池2本で100時間位もちます。マジ。すげーぜLED。

 で、日亜化学でLEDを発明した中村教授が日亜化学を相手取って長々と訴訟を起こしていたらしく、昨日判決が下った

 中村教授の勝訴となり、200億円の報酬を得られることになったらしい。日亜化学側は当然上告するらしいが。

 しかし、どうも、訴訟先の日亜化学の主張は強硬過ぎるし無理がある。あれじゃ裁判官の心証も悪くなるよな。

 まず、中村教授側はLEDで日亜化学は研究開発費などを含めても2650億円の収益を得ることになると述べている。片や日亜化学側は、研究開発費なども含めると、未だ15億円の損失をこうむっているなどと述べている

 しかも、判決の下った後の、日亜化学の出した声明も少し首を傾げてしまうような内容なのだ。

http://www.nichia.co.jp/jp/info/news/howto404.html
http://www.nichia.co.jp/jp/info/news/new20040130.html

 中村教授側は彼の特許の現在の青色LEDに対する寄与率は100%であると主張しており、日亜化学側は0%であるなどと言っているのだよ。ちょっとこれはひどい。

 ここまで中村教授の主張をムキになって否定してかかると、逆にやましいところがあるのが見え見えである。どうも対応があまり賢くない。

 中村教授もアメリカで変な知識を吹き込まれて欲を出した感じだが、それでもこう言う主張が出てくるのは悪い事ではないだろうね。これから企業の業態も色々変わって行かないといけない部分もあるだろうし。あまりアメリカナイズドされるのも問題だがね。

 この問題の経緯については以下のサイトに詳しい。

 http://www.patentsalon.com/topics/blueled/nakamura.html


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