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2008年5月15日

差別と特別意識と平等の話

なんか色々書きたくなってきた。他人を差別したり、自分が特別だと思える人って相当頭がおめでたく出来ているなぁと思うんですよね。

現状、自分が差別されず、特別だという幻想を抱けているのは、それが成り立つ恣意的かつ局所的な価値観の中で生きているからこそなのです。それはいつひっくり返るか分からないんですよ。

例えば、背が高い人間、頭が良い人間、髪が黒い人間が差別される世の中になる可能性だってあるのです。

極端な話だと思われるかもしれませんがね、考えても御覧なさい、肌が黒いという理由で差別される価値観てのがまぎれも無く存在した、いや、今でさえ根強く存在するんですからね。

人間いつ差別される側にまわるか分からんのですよ。だから、とりあえず平等が保証されている日本の現状と言うのは悪くないはずです。自分が特別だと思ってそれを下手に乱そうとすべからず。

逆に、現状の価値観では明らかに劣っているとみなされる人に対しても「平等」が押し付けられるのはちょっと可哀想な気もします。

究極的には「世の中には状態があるだけであって、その良し悪しを判断するのは人間。しかもその価値観は流動的」なんだから、って話に行き着くわけですが、この話を完全に理解するのはちょっと大変だし、押し付けるのは乱暴。

ただ実は、上を見ていたらキリが無いのは世の9割9部9厘9毛の人にとって同じなのです。そうなると、目の前の事をしっかりこなして充実させていくしかないし、それがちゃんとできれば、結構人生幸せなんじゃないかと思います。実際私は現状かなり幸せです。

口癖みたいになってますが、「人生は与えられた条件の中でいかにやりくりするかというゲーム」だし、どう楽しむかは個人の裁量に任されているのです。

投稿者 Songmu : 2008年5月15日 23:55